2008年の夏から冬にかけてロンドンのサヴィルロウにある超有名テーラー、

「Gieves & Hawkes」で半年弱ほど学ばせてもらっていました。

洋服の仕立ての勉強はもちろんのこと、ロンドンで生活する中で、様々な文化に触れることが出来ました。

その一つがpoppy。

10月の終わりごろから11月の11日まで、第一次世界大戦の戦没者を悼み、元兵士やその家族への支援をするために、ちょっとした寄付をして、poppyを着けます。

道行く人からテレビのアナウンサーまで、多くの人がpoppyを着用します。

書類を整理していたらpoppyが出てきたので、久々に着けてみました。



ネイティブの話す英語が全然聞き取れない自分に、教育係のテーラーが一生懸命poppyの説明してくれたなー、とか、

リーマンショックが起きて色んなニュースが飛び交ってたけど、日本の情報は全然目にしなかったなー、とか、

日本に帰国したらお店の売上が激減してて大変だったなー、とか…

当時のことを色々と思い出しました。

あの時買った紙のpoppyは色あせてしまいましたが、想い出や記憶というのは色あせないものですね。

今はコロナで大変ですが、あの時も大変ななか乗り越えて来ましたし、今回のピンチも頑張って乗り越えたいと思います！