イモトです。

今日も名古屋は暑いです。

太陽が頭の上にあるのではないかと思わせるような、ギラギラした夏の暑さです。

風が吹いたと思いきや、熱風なのでサウナの中にいるようです。

さて、先週ブログにUPしましたジャケットですが月曜日に出来上がる予定です。

今、最後の仕上げ作業に取りかかっています。

写真は、後ろの首回りになります。

すべての地の目が歪まないように確認しながら製作をしています。

無地の生地は地の目が分かりにくいのですが、チェック柄は、よく分かります。

極端にいいますと、チェックの形がひし形や平行四辺形に曲がっていると、地の目は歪んでいることになります。

ベテランの職人は、地の目の歪みはすぐに分かります。

私も早く、分かる目を持ちたいです。
それには、日々勉強です。

今日も工場は、アイロンと職人の熱風で吹き荒れていました。

ジャケットが出来上がりましたら、ブログにUPします。

では、また来週〜

こんにちわ黒木です

まだまだ暑いですが、暖かい生地をどんどん紹介していきます笑

『カセンティーノ』

イタリアCaccioppoliの今季AWの新しいバンチからのご紹介です。

カセンティーノとは、イタリア　カセンティーノ地方で生まれた伝統のある生地です。

カセンティーノ地方は、原始林に覆われた丘陵の間に小さな村が点在する地方です。

フィレンツェに繋がる大きな川、アルノ川の源流があることでも知られています。

山間には、アルノ川につながる無数の小川があり、この豊富で冷たい川の水も

毛織物が発達した理由のひとつです。

この特徴あるカセンティーノの毛織物は、14世紀（1300年代）にさかのぼります。

この毛織物で作られた防寒着は、カセンティーノの羊飼いはもちろん、森で仕事をする人

狩人たちの仕事着としても使われていました。独特の毛玉（巻き毛）のような表面は、

草木の枝が引っかかっても気にならないという利点もあるようです。

他にカセンティーノには実用的な大きな役割が二つあります

①防寒　②防水

巻き毛をつくることで、ウールの層は2層になり、それが暖かさを作る秘訣となります。

巻き毛加工は、織物の目を詰めることで、水が浸透しにくくなるという、

自然の防水加工です、実際に羊飼いが雨の日も着用していた歴史があるようです。

伝統的な色合いはオレンジと緑。

ダブルのアルスターコートが最も定番で人気のあるスタイルです。

歴史と伝統が詰まったカセンティーノ。独特で少々クセのある生地ですが、

生地が生まれた歴史を知るとまた違った面白さがあります。

是非見に来て下さい

テーラー神谷では大切な方への贈り物に最適な洋服御誂え券をご用意しております。

昇進、進学祝い、結納返しなど様々な場面でお使いいただいております。

詳しくは当店HP,またはスタッフへお訊ねください。

　　　暑さ真っ盛りですが、テーラー神谷では、秋冬の新作生地が続々

　　　と入荷しております。

　　　
　　　今日はこの冬ジャケット、コートに至極の１着をとお考えの方に

　　　お薦めの生地をご紹介します。

　　　ドラッパーズのマジックカシミヤコレクションです。

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