9月25日（月）
選挙が始まると騒がしくなりますね。

さて今回は今年の秋冬生地で上質素材が入荷しましたのでご紹介いたします。

ジョンクーパー　ドブクロス　
Super140'sウール98％カシミア1％ミンク1％
お仕立上がり￥238,000（ニューオーダー）
お仕立て上がり￥388,000（フルオーダー）
 
生地の一例
5ｍｍ間隔のヘリンボン柄
ネイビー、グレイ、ブルー、ライトブルーの4色

シャドーストライプは1ｃｍ間隔、黒、紺。
ペンシルストライプも1ｃｍ間隔、紺、グレイ。
チョークストライプは1.5ｃｍ間隔、紺、グレイ。
この他には無地、グレンチェック等があります。
大変手触りの良い、上質素材です。こんな生地で一度はスーツを仕立ててみたいものです。
以下はバンチに記載されている説明文です。少々長いのでお好きな方のみご覧下さいませ。

英国が誇る老舗ブランドのジョンクーパーが、創出するドブクロス生地。
その風合いは大変柔らかく、類いまれなる気品を持ち合わせています。
｢ドブクロス｣とは 服地を織る織機のことですが､本来は産業革命当時の英国織物産業の中心地であった村の名前です｡ そのドブクロス(ＤＯＢＣＲＯＳＳ)村で発明された織機なのでＤＯＢＣＲＯＳＳ ＬＯＯＭ(ドブクロス織機)とよばれるようになりました｡
そして､その織機で織られた生地が『ドブクロス(ＤＯＢＣＲＯＳＳ)生地』なのです｡
この織機は1800年代後半～1960年あたりまで生産されてきましたが､大戦後の技術革新により､より高速な織機に取って変わられていきました｡
現在の｢レピア式織機｣や｢エアジェット式織機｣は緯糸(ヨコイト)を高速に通すのが特徴で特にエアジェット式では一分間に約600回通すことが可能となりました｡
この高速で緯糸を通す作業は､織機の稼働使用そのものを変えました｡ 高速で織機を動かすため､特に経糸(タテイト)をコントロールする綜絖(そうこう)という箇所の可動域がより小さくなっていきました｡
従来上下に開いていた綜絖が､上にしか開かなくなったのです｡
その結果緯糸のテンション(張り)が強くかかり､緯糸 をはさむ経糸も上から押さえつけるようになった為､ウールが持つ柔らかな自然な風合いが殺されていったのです｡
対してドブクロス織機は､従来通り木製のシャットルで緯糸を通し､そのスピードは一分間に約100回｡一日に約40ｍしか織ることが出来ません｡
しかし､この熟練職人が木製シャットルを使い､ゆとりをもって丁寧に織り込んだドブクロス生地が持つ､本来の優しい風合いは生産性のみを追求した現在の織機では到底真似ることは出来ません｡
『ドブクロス』の名称はHolland&Sherry社の登録商標となっており､同社が運営するハダスフィールドのDobcrosWeavingCompanyのみが､14台しか残っていないドブクロス織機を使って服地を織っている世界で唯一の工場です｡


テーラー神谷では大切な方へのプレゼントに最適なお誂え洋服券をご用意してお ります。大切な方への御祝いやお世話になった御礼をお考えでしたら是非当店の お誂え洋服券をご利用下さいませ。　
以上岡部がお伝えしました。