皮脂汚れは脂溶性の汚れとたんぱく質(アカ)などの水溶性の汚れが合わさったものなので、通常の洗濯では完全に落としきれず、残ってしまうと時間が経つにつれ酸化し黄ばんで目立ってきます。

ドライクリーニングの場合も「有機溶剤」という油の一種で洗うため、油溶性の汚れは落とすのですが、水溶性の汚れを落とすことは苦手です。

なので一旦キレイになっても繊維の奥にあるたんぱく質汚れが時間の経過とともに酸化して黄ばんできてしまいます。

→黄ばみ汚れをキレイにするには、黄ばみの元となる2つの汚れをしっかり落とすことが

ポイントなのです！

《ドライ＆水洗いで両方の汚れをキレイに》

ドライクリーニングで脂汚れをキレイにした後、水洗いでたんぱく質汚れを落とすことでキレイになります。

・ポイントは順番。　ドライ　→　水洗い

(たんぱく質汚れを皮脂汚れが覆っているため、逆の順番では汚れが落ちません。)

※クリーニング店ではドライクリーニングの後に水洗いをしてもらえるコースもあるので「ドライと水洗いの両方」でクリーニング依頼すればＯＫです！

そしてここからは少し手間がかかりますが、通常のドライクリーニング後、家庭で洗濯する方法もご紹介いたします。

<家庭で黄ばみをキレイに落とす方法>　　※3ヶ月に一度、衣替え時に行えばＯＫです。

(用意するもの)

①    台所用洗剤(濃縮タイプ)　　大さじ1

②    酸素系漂白剤(粉末タイプ)　大さじ半分

③    水　　　　　　　　　　　 大さじ2

④ 歯ブラシ

※ウール・シルク・金属繊維には粉末タイプの漂白剤は使用できません。

　液体タイプの漂白剤を使用してください。

　(使用上の注意をよく読んでご利用ください。)

〔部分的黄ばみには･･･〕

・①②③を混ぜ、軽く泡立つまでかき混ぜる。

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・歯ブラシを使って黄ばんだ部分に洗剤液をたっぷりつけて塗りこみ、1分ほどおく。

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・洗濯洗剤を使って洗濯機で通常通り洗う。(充分にすすぐこと)

〔全体的黄ばみには･･･〕

・①②③を混ぜたものを2Ｌのお湯に溶く。

　(黄ばみがひどければ台所用洗剤を足す)

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・衣類を10分ほど漬け置く。

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・つけた液体ごと洗濯機に入れ、洗濯用洗剤で通常通りに洗濯する。

(充分にすすぐこと)

台所用洗剤を混ぜるというのはなかなか思いつかない発想ですよね♪

少しお手間はかかりますが、お気に入りのシャツをキレイな状態でより長く着て頂くため、ご参考になればと思い、ご紹介いたしました。

是非この機会にお試しくださいませ★★