ここ数日間、どこのテレビ局も揃って志村けんさんの悲報について取り上げていますね。

コロナウィルスは本当に死に至る病気なんだと恥ずかしながら改めて痛感致しました。

自身の生活や、普段の予防を思い返し甘いところが多々あり、自分以外の大切な人を

死に至らしめてしまう可能性があること、

なんとなく関係のない話だと聞き流してしまっていたような気がします。

そんな中でも店頭に足を運んでくださるお客様が毎日いらっしゃいます。

本当にありがたいことです。

現在開催中のオーダーシャツ2Pﾌｪｱは私が入社して初めて行ったﾌｪｱでした。

とても好評いただいているフェアで店内が活気で溢れていたことを覚えています。

あの時ほどの盛り上がりは中々望めそうにありませんが、

無事終息し、様々な機会を通してまたお役に立てますことを

心より楽しみにしております。

皆様、くれぐれもお気をつけ下さいませ。

佐藤

春の長雨と言いますか、ここ最近天候が優れませんね。
桜の花が散ってしまいそうで心配です。（もちろん大勢で花見は行きませんよ！）

本日はスーツの製作風景の中から裏地とポケットのことについて。
ビスポークオーダーはお台場仕立が多いですが、お台場付きの身返しと胴裏地を先ずはじめに縫い付け一つのパーツとして組み上げておきます。
写真を参照下さい。
一体化した身返しと裏地に各ポケットの口とフラップ、向う布がおおまかに付けられています。
向う布は後で切り揃えます。ブランドの織りネームをもこのタイミングで縫い付けます。
こちらの写真は先程のパーツを裏返した状態です。
こちらは完成すると表側からは見えなくなる内側部分でポケットの袋地が付けられています。（黒い綿素材）
それぞれのポケット布に同じ大きさの袋地を付けて袋状にすればポケットの完成です。
男性のスーツはポケットが沢山有り、それだけ工程も増えますがベテラン職人の手に掛かればあっという間に出来上がります。（あっとは言い過ぎか？でも割と早く出来上がります。）
この後芯地や表地と縫い合わされ前身頃が出来上がりますが、本日はここまでとなります。
また、不定期に製作風景をご紹介していきますので楽しみにお待ち下さいませ。


テーラー神谷では大切な方へのプレゼントに最適なお誂え洋服券をご用意してお ります。大切な方への御祝いやお世話になった御礼をお考えでしたら是非当店の お誂え洋服券をご利用下さいませ。　岡部

 
ただいま世の中はこんな状況ではございますが、そんな中でもご来店下さるお客様には

いつも以上に精一杯のおもてなしをしようと心がけています、田中です。

本日はただいま開催中のオーダーシャツ2Pフェアの中からインポート生地について

詳しくご紹介させて頂こうと思います！


まずはCANCLINI(カンクリーニ)。

CANCLINIはイタリアのコモというシルク産地で有名な場所で1925年に創業された

シャツ生地メーカーです。良いシャツ生地といえば？と聞かれたら三言目には必ず入るくらい

名実ともに有名なブランドです。イタリアらしい斬新で明るい色使いと滑らかな肌触りが特徴で、

日本国内では、若い世代にも人気なブランドです。


次にTESSITURA・MONTI(テッシトゥーラ・モンティ)

モンティは1911年イタリアのトレビソ北部にてモンティ3兄弟により設立されたシャツ生地メーカーです。

原綿は良質なエジプト綿(ナイル川東部)を使用することで、洗う度に柔らかさが増し、長く着ることで

その良さを体感できます。また、ファッション性の高いデザインも一つの特徴です。


次にALBINI(アルビニ)

1876年イタリア北部アルビノにて創業され5世代に亘りアルビニ家が経営する

家族経営のシャツ生地メーカーです。

技術革新に貪欲で、最新の設備・技術を使用し、常に新しい提案をしています。

CANCLINIと同様に名を知られ、傘下にトーマスメイソンやデイビット・ジョンアンダーソンと

名立たるシャツブランドを従えることからも、シャツ生地メーカーとして最高峰であるのが

理解できます。


次にGENTZNER(ゲッツナー)

アルマーニやヒューゴボス、D&Gなどにもシャツ生地を供給している

オーストリアにあるシャツ生地メーカーです。

独特の風合いを持った生地が多く、凹凸感のあるものから、薄手のものと

他のブランドとは一線を画したデザインが特徴的なブランドです。

是非、カジュアルシャツとしてお作り頂きたいです。


最後に、SOMELOS(ソメロス)

1958年、ポルトガルの古都ギマランイシュにてメロス一族によって創業されたソメロス。

ポルトガル最大のコットン工場で最新の織機と技術を駆使しながら、

糸の紡績から製品になるまで一貫して自社工場で手がけるメーカーです。

イタリア的な感性を取り入れた色柄や細番手のコレクションを展開するなど

歴史は浅いですが、日本でも近年知名度が上がっている、注目のブランドです。


ブランド事に紹介させていただきましたが、ブランドに囚われることなく、

実際に目で見て触っていただき、生地感を確かめていただけたらと思います！

全て最高級の生地で、普段は中々手が出せないという方にもこの機会を

是非ご利用いただき、手にしていただけたらと思います！

皆様、コロナに負けず元気にいきましょう！！