スーツやジャケットの仮縫をする意味とはなんでしょう。

まず挙げられるのは、細かなサイズやバランスを正確に確認し測定することです。

着心地に関してお客様にお聞きすることもありますが、縫い上げられた洋服と仮縫の状態では

窮屈さなどの感じ方が当然違いますので、正直難しいと思います。

他にも仮縫をする良さがあり、個人的にはこちらの方をよりお伝えしたいと思っています。

完成前に全体の雰囲気を見ていただけるので、他のアイテムとのコーディネイトもしやすくなるのではないでしょうか。

そして、生地選び、デザイン決め、仮縫、完成、納品の流れを経ることによって、お客様お一人お一人オリジナルのものを作り上げていくという、オーダー感を味わって頂けると考えております。

出来上がりまでの工程を、ぜひ楽しんで頂けたらいいなと思っております。

黒木でした。

超軽量ジャケットのご紹介です！

 ストレッチ性のあるシアサッカーの生地を使用した、1枚仕立てのアンコンジャケットです！
（写真の写り方で左胸のあたりにシワがありますが、実物にはございません。）

シャツ地ではなくスーツ地なのですが、シャツジャケットに限りなく近い、かなり軽い着心地です！

シアサッカー(凹凸のある生地)でなので肌に触れる面積が少なく、涼しさを感じ、より快適な

着心地を体感できます！

カジュアルな装いでも許されるお仕事の方であれば、セットアップで揃えていただき、

インナーにシャツやTシャツ、足元にローファーなどのスリッポンを合わせて頂ければ、

清涼感満点のカッコ良いビジネススタイルになるのではないでしょうか。

日本のビジネススタイルでもカジュアル化が進む中で、

ローファーにインビジブルソックスで素足履きのようなスタイルはまだまだハードルが高い

雰囲気がありますが、真夏の気温と湿度を考えると、快適に仕事をするという意味でも、

とても合理的なスタイルではないかと思っております。

見た目の面でも、トップスはノータイで軽装なのに、足元は長い靴下を履いているのは

やはりアンバランスですし、見ていても暑そうに見えてしまいますよね。

スーツというのは社会性を帯びた服ですので、なかなか難しいですが、

TPOによっては取り入れられていくと良いなと思っております。

その辺は、洋服屋の使命でもあるのかもしれません。

そんなことを考えながら、今日もお客様に洋服のご提案をする田中でした。

ようやくプロスポーツも始まりましたね。
少しづつ日常が戻りつつあります。
但し感染防止は一人ひとりの心がけだと思います。忘れずに過ごしたいと思います。

本日は修理のやり方でミシンたたきとかけつぎを比較してみました。
ズボンの修理でポケット横が破れてしまった場合。ミシンたたき編
下の写真が修理箇所の拡大写真です。

比較的安価に修理できるのがミシンたたきです。写真のズボンは夏物の平織り生地でライトグレイの為写真ではほとんど分からない位にきれいに直っています。但し素材や破れの大きさにより全てのものがこの様に直るとはいえません。今回は上出来な部類です。

お次はズボンの太ももの辺りに大きな穴が開いた場合です。
かけつぎで直しました。

かけつぎで面積の大きいものは残布より生地を四角く切り取り、それを修理箇所に当てはめるように入れ込みます。
つなぎ目は繊維1本1本をほどして元の場所と入れ込んだ生地パーツそれぞれに糸を通してつないでいきます。
下は拡大写真ですが赤の線が無ければほとんど分かりません。
修理代はそれなりに掛かりますが大切なお洋服でしたらかけつぎをお薦めいたします。

皆様もお悩みの服がございましたらお気軽にご相談下さいませ。
 

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