今日はビスポークにてご注文を頂きましたインバネスコートをご紹介致します。

実は写真のインバネスコートはお客様から参考にさせていただく為お借りした物です。


インバネスコートとはスコットランドのインバネス地方で生まれたとされている為
こう呼ばれています。

雨天など過酷な気象でもバグパイプ（スコットランドの楽器）を守り、演奏が出来るようにと
考案されたコートです。

丈の長いコートにケープを合わせたデザイン。コートは袖のある物とない物があり、ケープの
長さは袖の無いものは手首まで、袖のある物は肘から手首程度の丈のものが一般的です。

ケープは取り外しの出来る物と出来ない物があり、袖なしの物は外せない物が一般的なようです。







       今回ご注文を頂きましたインバネスコートに使う生地はポータ&ハーディングの物です。

ポーター&ハーディングは１９４５年スコットランドで創業したカントリーツイードを
扱うマーチャントです。

今回使用する生地はチェビオット種とクロスブレッドと呼ばれる混血種のウールで紡がれた
２種類のヤーンから出来ています。

カントリーツイードらしい耐久性と身体を包み込む柔軟な柔らかさを併せ持っています。

スコットランドで生まれたインバネスコートをスコットランドで紡がれた生地でお仕立てするのですから

間違いなく味わい深い一生物のコートになると思います。


出来上がりましたら是非、ご紹介させて頂きます。