本日はスキャバル社よりこの度新しく発表されたスペシャルな生地コレクション

「PANORAMA(パノラマ)」を少しご紹介させて頂きます！
高級感のあるブックになっております！

このPANORAMA、世界のアイコニック(象徴的な)建築物にインスパイヤーされて

デザインされた生地のコレクションで、そのプロジェクトは100を超える建物の選択から始まり、

最終的に12の建築物に絞り込み、そのデザインされた生地が集約されています。
 

では、12の生地を簡単にご紹介させて頂きます！


漆塗りの箱のような古代中国の工芸品にインスピレーションを得て設計された
広州の広東省博物館。
遠目にはすっきりとした一色の箱のようにシンプルなデザインに見えますが、
近づくと全面に彫刻が施されており、驚くことに色彩が弾け出るのを表現しています。


ロンドンのシティにそびえ立つビジネスのアイコン、ロイズビル。
生地は、ビルと同じグレーの色調を基調としていますが、照明に照らされた
外部階段を再現するため、タワーを上下に走る黄色のドット柄で表現しています。

まさに中東からインスピレーションを受けたアブダビのルーブル。
美術館に太陽が降り注いでいる時、どのように見えるかをイメージし、
グレーだけでなく、ブルーのアクセントやイエローまでをも取り入れ、
光のような明るさと風のような軽やかさを表現しています。

ニューヨーク、マンハッタンの最新地区に位置する「どこにも通じない階段」
と称される、ベッセル。
生地はベッセルの全体像を表現すべく、蜂の巣をモザイク状に合わせたパターンを創り
色はリッチブラウンをベースに、背景や周りを囲むビルの合間から見える、雲ひとつ無い
空から取ったブルーを組み合わせています。
 
 バーミンガムの建築設計に大きな影響を与えた、ブルリング。
ダークブルーのベースカラーを用い、建築の背景に近い明るいブルーで
丸いパターンを規則的に繰り返しのせ、円形のディスクを表現しています。
マドリードの中心部にそびえ立つ高さ71mのコンクリートの塔、トレス・ブランカス。
中央の塔と住居のバルコニーに焦点を当て、非常に均一で構造化されたパターンを創り、
バルコニーの手すりの落ち着いたブラウンを柔らかなブラックの背景にのせ、
柄の規則性をより引き立てています。


ニューヨークの街に存在し続ける楽観主義の灯台、クライスラー・ビル。
建物最上部のシェブロンを伝統的なヘリンボーン生地で表現し、
色味は温かみのあるラベンダーとライトグレーを使って柄に奥行きを出し、柔らかさのある
デザインに仕上がっています。


リオデジャネイロ近郊、巨大な水中花のような円形プールの真ん中に立つ逆円錐の
建物、二テロイ美術館。
建物の柔らかなブルーとクールなライトグレーが組み合わさったジグザグの形状を
模倣し、生地全体に流れるように表現しています。


ポーランドはソポトにある「ゆがんだ家」と称される
ショッピングモールの正面玄関、クシヴィ・ドメク。
2色のブルーを巧みに用い、カーブしているような印象を与える織効果のある、
不規則性のあるデザインを表現しています。


シドニーを象徴するランドマークであり、世界で最も有名なオペラハウスとして
知られる、オペラハウス。
夜のオペラハウスを表現すべく、ベースにダークブルーを用い、
いかりで固定された帆を、繊細なエメラルドグリーンのストライプで表現しています。



ミラノ中心地に在る2つのタワーからなる住宅建築、ボスコ・ヴェルティカーレ。
生地は秋の色をイメージしてデザインし、ベースは紅葉していく木の葉をあらわす
ダークブラウンですが、その中にも一年中各階のバルコニーを彩ってくれる常緑樹の
グリーンをさりげなく加えています。


われらが東京の空にそびえ立つ、634mと自立型建築物としては世界一の高さを誇る
スカイツリー。
表現したのは、スカイツリーの「雅」の照明スタイル。
クラシックな紺のベースに、微妙に重なり合うシャドーストライプのデザインをつくり、
そこに照明のピンクのピンストライプを表現しています。


以上が12の建築物からデザインされたファブリックです。

お恥ずかしい話、私の知らない建築物も多々ありましたが(反省)、

どの建築物も美しく、またそのデザインされた生地も魅力的です！

個人的には、東京スカイツリーの生地にして、海外に行くときに着て行って、

会話のネタにしながら、母国のプライドを背負った気持ちで着てみたいなぁなんて思います。

お仕立て代、フルハンドメイドで　税込み￥５8０,０００ー（百貨店参考上代￥７７０,０００ー)

になります。

決して安くはない価格ですが、特別な1着になることは言うまでもないでしょう。

ご興味ある方は、ご来店してスタッフにお申し付けくださいませ。

田中