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ご愛読ありがとうございます

2009年10月 1日 10:00

いつも当店のブログをお読みいただき、ありがとうございます。
株式会社神谷ガーメント、代表取締役 神谷裕之です。


定休日の水曜日以外、ほぼ毎日更新してまいりましたブログも9月5日で1周年を迎えることができました。
暖かいお言葉を下さる、皆様のおかげでございます。
御礼を申し上げます。



さて、先週、9月26日土曜日、お昼0時より『そこ知り坂東リサーチ、もうすぐ10周年SP おみごと!東海のワザ』という2時間番組の中で、私どもの会社が10分間ほど放映されました。
当日は、坂東英二さん、加藤晴彦さんが来店され、私自身が坂東英二さんの採寸をさせていただきました。


実は、約30年前、坂東英二さんが中日ドラゴンズのエースピッチャーの頃、私共の店でよくオーダースーツを注文されていました。
当時は、フォークボールを編み出した杉下投手、空谷投手、ホームランバッターの西澤選手、江藤選手、森選手をはじめ、錚々たるメンバーがいる中、彼は素晴らしい投手でした。
久しぶりに来店され、私共社員一同、大変うれしく思っております。


また、私共の工場の中に入られ、職人さん達が1針1針縫っている洋服も見学され、びっくりされていました。


店頭に、番組のDVDがありますので、いつでもご来店頂ければ観ていただけますので、ぜひご来店下さい。


ホームページもリニューアルしております。
ご覧くださいませ。

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最終回! 中部経済新聞「世界的著名人から学ぶスーツスタイル」

2009年8月16日 10:00

いよいよ最終回となりました中部経済新聞掲載コラム「世界的著名人から学ぶスーツスタイル」。
このブログ上でも、とても多くの方にごお読みいただいておりました。

ご愛読に感謝いたします。
ありがとうございます!

と、ブログの更新を担当しておりました神谷(亜)からも御礼を申し上げます。笑い



今回で終わりを迎える「世界的著名人から学ぶスーツスタイル」。
最終回は、今まで学んできた参考例をどのように「日本人のスーツスタイル」に取り入れれば良いのかを挙げていきたいと思います。


まず、現状の日本のビジネスシーンではカジュアル化が進んでいます。
だからこそスーツやジャケットを着てネクタイを締めるという行為に重要性が増していくと私は考えます。
“普段はスーツを着なくてもよい”ということは、“大切な人に会う時、大切な状況ではスーツを着る”ということと同義だからです。


一方で、スーツスタイルはまるで英語のように、ビジネスにおける世界のスタンダードとして定着しています。
アジア人であろうと、欧米人であろうと、世界中の人々がスーツを着てネクタイを締めることによって「私はあなたに敬意を払っています」という表現をしているのです。
これがスーツではなく、それぞれの民族衣装では、「敬意」の共通認識とならないことはお分かり頂けると思います。
こういった“「敬意」を払うツールとしてスーツを着る”という認識は、日本のビジネスシーンでもスタンダードになっていくでしょう。
アイロンもかけられずくたくたで、サイズの合っていないジャケット。
よれよれのシャツや季節感の感じられないネクタイの色使い。
日本紳士として、こういったスーツスタイルだけは避けたいものです。
今のうちに「スーツスタイルの着こなし」を意識されてはいかがでしょうか。


それでは、先進国の住民たる日本紳士として、着こなしを改善するにはどのようにすればよいのでしょうか。


第一のポイントはサイズ。ジャストサイズか、やや細身のシルエットが今は良いでしょう。
肩回りや胸の周辺にシワが出る服は出来れば避けましょう。
シワが出ているということは、負荷が偏っている証拠ですから、着ているうちに疲れてしまうスーツなのです。
ただし、服にとって必要なゆとり量から出るシワもあります。
これは逆に、シワが無いと疲れてしまうのです。このあたりのジャッジは難しいので、信頼のおけるプロにアドバイスを受けると良いでしょう。


次のポイントは色のコーディネイトと季節感です。
基本は同系色でまとめること。
ダークスーツを着る時には、たまには紺やグレーではなく違った色を使いこなすとセンスを感じさせます。そして、シャツかネクタイの色や素材で季節感を出したいものです。
例えば、今のような夏ならば鮮やかなオレンジや、涼しげなサックス(水色)などの色を。
素材は麻を混紡したものが涼しげでしょう。
ポケットチーフやソックスに同じ色を使うとより統一感が出ます。もし、職場がオシャレをしてもよい雰囲気であれば、思い切ってジャケットにこれらの色を使うという挑戦はいかがでしょうか。


最後は小物使い。カフリンクスや、ラペルピンをはじめ様々な小物がありますが、最も簡単で、最もオシャレに見えるのがポケットチーフを挿すことです。
シャツかネクタイと色を合わせたポケットチーフを挿すだけで、全く違ったスーツスタイルになるから不思議です。
今回提案させて頂いたポイントはどれも基本的でカンタンなことばかりです。
どれか一つでも騙されたと思ってやってみてください。
一ヶ月もすれば周囲の見る目が変わってきます。


今回の連載を通じて、読者の皆様のお一人でも「スーツの着こなしの参考になったよ」という方がいらっしゃれば幸いです。
私の働くテーラー神谷は現会長が1937年に創業し、今年で73年を迎えようとしています。
現会長が職人としてスタートしたお店は、現社長がイギリスやイタリアのファッションの風を吹き込み、自社内に職人・工房を構える、日本でも数少ないテーラーとして、様々なお客様のニーズに応えるべく日々頑張っております。
冒頭でも書きましたが、今後ますます重要となるスーツスタイルにおいて、自分自身に合ったスタイルをお探しの、多くの皆様のお役に立ちたいと私は思っております。
この連載がその一助になれば、本当に嬉しいです。


最後になりますが、全12回のご愛読、本当にありがとうございました。
この連載をお読み頂いた全ての皆様に感謝すると共に、何かのご縁でお会い出来ることを楽しみにしております。

<中部経済新聞 2009年8月15日掲載>


テーラー神谷のホームページはコチラ

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世界の著名人から学ぶスーツスタイル11回 英国紳士の着こなし

2009年8月 8日 10:00

中部経済新聞に連載しております「世界の著名人から学ぶスーツスタイル」
今回は、弊社専務の神谷昭一郎が昨年修行に行っていたスーツの本場、英国サヴィルロウの着こなしに関してです。
ご存知の方も多いと思うのですが、サヴィルロウはロンドンのなかで仕立て屋や、生地商が集まる通りとその周辺を指す地名です。
英国のちょっと古い本を読んでいると、オシャレで体にぴったりの服を着た人を「サヴィルロウから飛び出してきたような若紳士」と書いてあったりします。
そんな「仕立て服の本場」のなかでも世界のVIPを顧客にもつギーブス&ホークスで学んだ着こなしとは…?


私は昨年、ロンドンのサヴィルロウ(背広の語源とも言われています)にある「ギーブス&ホークス」という世界的に有名なテーラーで修行をしてきました。
記事中の写真は「ギーブス&ホークス」元社長(現会長)です。
スーツの本場、イギリスのなかでもまさにトップランクのお店で、チャールズ皇太子をはじめ、世界中の王族やセレブ達を顧客に抱えています。
その経験のなかから英国紳士のスーツスタイルに関して感じたことを今回は挙げてみましょう。


基本的に英国紳士は派手な色をスーツやジャケット、パンツといった大きなアイテムに使用することを好みません。
あくまで第一印象はベーシックな色柄を使います。スーツであればブラック、グレー、ネイビーやブラウンを基調にしています。水色、オレンジ、真っ白といった色は選ばない人が多いのです。
何人かのテーラー達とパブに行った時、イギリス人のテーラーが派手な色のジャケットを着ている人を見ると「あの紳士はイギリス人じゃない。イタリア人じゃないか」と言ったことを思い出します。
しかし、イギリス人はそういった派手な色が嫌いかというと、そういうわけでもないようです。


スーツやジャケットをオーダーして、裏地に派手な色柄を選ぶ英国紳士をよく見ました。
裏側に凝るなんて、日本人の美意識と近いもの感じてしまったものです。
また、赤やピンクのソックスを履いて、ネクタイやシャツの色と合わせてオシャレしている人もいます。
日本では、まず見かけませんが、これがなかなかオシャレで、私も帰国してからこのコーディネイトを楽しんでいます。


シャツに関しても触れてみたいと思います。クールビズの影響か、今日本で多くなっているボタンダウンのシャツはイギリスでは殆ど見かけません。
どちらかというと、古いファッションだと思われているようです。
またビジネスシーンで着るシャツには全てカフリンクスをします。
日本で一般的なように、カフスをボタンで留めるのは、カジュアルなスタイルでシャツを着る時だけなのです。


こうして“スーツの本場”英国の着こなしを挙げていると、好みがはっきりしていることが良く分かります。
そして、自分もしくは自国の着こなし・スーツスタイルに自信を持っているのです。
一方、日本人はどうでしょうか?
日本は世界でも有数のファッション消費大国です。
日本人のファッションデザイナーも世界で活躍しています。
しかし、雑誌や各メディアの影響か、一般的にはヨーロッパやアメリカのファッションを追ったり、インポートのブランドやアイテムを有難がることが多いようです。
しかし、インポートブランドで直輸入されてくるアイテムは基本的にその国の人のサイズや気候、ファッション文化に合うように作られているのです。
私は日本人のこと考えて作られているドメスティックブランドを、見直し、評価してもよいと思っています。


美術品や日本食、マンガに至るまで、日本発信の文化は大きく認められているのは皆さんご承知の通りです。
そろそろ日本人が自らのファッションセンスを信じて、スーツスタイルを着こなしても良いのではないでしょうか。
日本のビジネスシーンにオレンジのパンツや、水色のジャケット等、派手な色は難しいかもしれません。
はじめに挙げましたように、イギリスの着こなしはとても参考になる点が多いと思います。
“本場”には敬意を払い、参考にしつつも、これからは日本人として自分の美意識を信じてスーツを着て、出勤してみてはいかがでしょうか。
自分を信じて仕事をする一日は、きっと価値のあるものになるのではないでしょうか。


<中部経済新聞 2009年8月1日掲載>

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「テーラー神谷」は創業以来、多くの顧客様に支えて頂き、まだまだ活躍させて頂いております。おそらく我々にはお客様の役に立つ為の、何らかの使命があるのだと社員一同感謝を忘れず、日々汗を流しております。
私達は単なる"高級品"ではなく、お客様にとっての高い価値のある上質品を常に目指し、フルハンドメイドのオーダースーツを守ると共に、その他商品の品質、売場やサービスを磨き続け、精進を忘れません。

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