スタッフブログ
蘇るセビロー
2022年4月 5日 10:00
桜が満開を迎えています。
今日は職人の技をご紹介します。
と言っても特別なことではありません。洋服のプレスです。
ところがこれが意外に奥が深くプロとプロでない方でその仕上がりが違ってくるのがプレスです。
一例をご紹介します。写真はジャケットの前身部分にアイロンをかけているところです。
お洋服にアイロンをかけるときは必ず当て布をして行います。
シワを取るためにしっかりとアイロンを当てたりする場合、熱で生地が傷むのを防ぐ意味があります。
またアイロン面の汚れが服に付着するのも防ぎます。
こちらの写真ではジャケットの腰ポケットにプレスをかけています。
ポケットのフラップ(蓋)はきちんとめくってプレスをします。
その後、フラップを戻して上からもう一度同じ部分をプレスします。
スチームを使ってプレスをしますが洋服内に籠った蒸気を後からしっかりと抜く事を忘れずにしなければいけません。これをしないとせっかくきれいになった場のがしわが戻ったりピリ付いたりします。その為には少し長めにアイロンを当てなければいけませんので洋服を焦がさないためにも当て布が欠かせません。この様に一か所の作業に時間が掛かりますが、パーツ毎に切り分けて作業をしていくことが大切です。
一度にたくさんの面積をプレスするのではなく一つ一つの場所を丁寧に根気よく作業することが良い仕上がりにつながると思います。
皆様の中にはご自分でプレスされる方も居られるかもしれませんが、上記の事を参考して焦らずにゆっくりとアイロン掛けを楽しんでみて下さい。もちろんご自分ではムリと思われた方はプロにお任せするのが良いと思います。
*本日のタイトルにピンときた方は是非お声かけ下さいませ。
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