今日は当店のお客様からご注文頂きましたインパネスコートをご紹介いたします。

　　１８５０年代スコットランドのハイランドの州都で考案されたそうです。

　　探偵小説の主人公、シャーロックホームズが着ていたコートとしてご存知

　　の方もいらっしゃるかと思います。
　　

　　日本には明治２０年頃に伝わり、大正から昭和初期に流行したコートです。

　　
　　当時は富裕層の着るコートとして普及しました。

　　当店では手縫いオーダーのみの取り扱いになりますが、出来映えは予想以上

　　の物となりました。

　　　生地はバルマー＆ラム社のキャバリーツイル（カバートクロス）のコレクションから

　　選んで頂きました。

　　　カバートクロスは、通常は経糸に濃淡の杢糸と単糸の横糸による高密度の

　　綾織の服地で一般に経糸の密度が横糸より高いために、綾が４５度以上の急角度

　　に仕上がっているのが特徴です。

　　　元々はハンティングの乗馬の際にコートとして使用され、耐久性があり、適度な

　　撥水性を併せもち、軽量の割に風を通さない為非常に暖かい素材となります。

　　　レトロでエレガントな至極の逸品の完成です。