こんにちは、ギリギリを攻める山下です。

今回はお客様の出来上がりスーツを紹介いたします。

写真のモデルも石川様に御協力頂きました。ありがとうございました。

今回お作り頂いたモデルは、ビルドアップ・ブリティッシュスタイルで

サヴィル・ロウを原点とする英国型スーツを基本としたモデルです。

シェイプドルックと呼ばれるほどウエストが絞り込まれる一方で、

胸にドレープが入りバックスタイルは美しい「Ｘライン」を形成しています。

また、英国ブリティッシュラインを基軸に、肩を盛り上げたビルドアップショルダー

を採用しています。（ロープドショルダーとも言います）

前裾は、大きく切り落としたカッタウェイフロントにすることで立体感を

出しました。

石川様が選ばれたイタリア・ビエラ地区で織られたこの素材はとても柔らかく

ドレープ性に富み、美しいシルエットに繋がっています。

カラーはミックスブラウンでブルーとの相性が抜群です。いわゆるアズーロ・デ・マローネ

（ブルー＆ブラウン）のコーディネイトは石川さんと打合せ済みです。

今回、ディティールはピ－クラペルの２釦、スラントポケット、総ステッチ、袖口本開き、　

パンツはノータックのスマートシルエットで「エレガントに」がテーマでした。

実は石川さん、トータルコーディネイトを意識されていまして今週金曜から３日間限定の

靴フェアー（ワールドフットウェアーギャラリーがテーラー神谷に出店）で靴もお買い上げ

予定なのです。オシャレですね！

石川さんのサイズ２８ｃｍのブラウンの靴を品揃えいたします。

ご来店、お待ちしております。

テーラー神谷のオカベです。
みなさんはオーダースーツと聞いていったいどういったものを想像されますか？

仕立ての方法一つとってもハンドメイドオーダー、パターンオーダー、イージーオーダー
と様々なタイプに分かれシルエットもブリティッシュ、クラシコイタリア、ソフトイタリアン、
アメリカントラッド等好みや流行で主流のデザインがその都度入れ替わります。

そこへ素材の違いや細かなディティールの変化が加わると出来上がってくるスーツは、
一つとして同じ物のない千差万別な一品となります。

そんな世界で１着しかない特別なスーツをつくる時に悩むのは
どんな服地でつくるかと言うことではないでしょうか？

以前はお店に並べられている服地の中からどれにしようかと、悩んだものですが
最近のお客様は店頭に並んでいる服地よりバンチブックと呼ばれる
色々な服地がカットされ１冊の本のようにまとめられたものから選ばれる方が
多くなりました。

当店でも色々なメーカーから毎シーズンたくさんのバンチブックが送られてきます。
それらを集めるとその数なんと６，０００種類以上！まさに宝の山です！
（写真はほんの一部です。）

あまたある服地の中からお気に入りの１着が見つかった時の喜びは何物にも代え難い
至福のひとときではないでしょうか？

これからのシーズンは暖かみのあるサキソニーやフランネルなどがおすすめです。
ミディアムウェイトサキソニーのライトグレイチョークストライプでスリーピーススーツ
なんてオシャレだと思いませんか？

いろんな服地をながめているとこれから仕上がるスーツを着た自分を想像して
ワクワクしてきますよ。ぜひお店でゆっくりとご覧になりませんか？
オーダースーツの楽しさをもっと多くの人に楽しんで頂きたいと思っています。
スーツをオーダーするならぜひテーラー神谷へ

市川です。ここ数日少し肌寒くなってきたみたいですが、写真のコートは8月のまだうだるような暑い日にご注文を頂き、仮縫いという状態にしたものです。 これを着ていただき、着丈やシルエットなどをお客様のお好みをお訊きしながら決めていきます。 その後、コートの裏地、ボタンを選らんで頂き、後は完成を待つのみです。ご注文頂きましたコートはチェスターフィールドコートというデザインです。