こんにちは
テーラー神谷の向野です。

今日はお客様の出来あがりをご紹介致します。

生地はカノニコのウールモヘア。ネイビーの色にシャドーストライプの柄が入っています。
モヘアには独特の光沢感があり、ビジネスシーンだけでなく、フォーマルの場面でも活躍できる素材です。

モヘアの特徴は、なんといってもその光沢感と通気性です。
モヘアはウールに比べて原毛が太い為、原毛を撚って糸にする際に空間ができやすくなります。
それが通気性に結びつきます。

オールシーズン着られるスーツというものも存在しますが、
せっかく四季のある日本で生活しているのですから、
季節に合わせてスーツの生地を変える方が、心が豊かになれると私は思っております。

この夏はモヘア混のスーツを是非試してみてはいかがでしょうか

 

        今日は当店でお取り扱いをしています特別なネクタイをご紹介します。

700年以上の歴史をもつ博多織の伝統的な技術を活かしてつくられたネクタイです。


織元の名前は『オカノ』です。


オカノは1897年創業の老舗です。伝統的工芸品、博多織の系譜を受け継ぐ織元として
長年着物などを製作してきました。

そのオカノが手がけたネクタイです。

2019年に日本で開催されたG20福岡財務大臣・中央銀行総裁会議では、、各国から集まった

大臣へ贈る記念品として選ばれています。



かっきか特に今回最後にご紹介させて頂きましたネクタイが特別企画の物になります。
限りなく無地に見えますが、五四の市松という市松紋様が織り込まれています。
古来用いられてきた市松紋様は上下左右に途切れずに続くため、永遠や発展、拡大
を意味するが、さらに５つと４つの市松を組み合わせてでデザインすることで
「いつ（５）の世「４」まで繁栄する」という祈りが、この紋様に込められています。

このネクタイの最大の特徴は通常は経糸は１色使いですが、微妙に異なる６色の糸を
使うことで上品な艶感と奥行きのある色味を表現していることです。
縫製もすべてハンドメイドでふっくらとした出来あがりとなっています。
赤50本、青50本の限定数となっています。
他にはない至高の１本をお試し下さいませ。

今日は6月1日です。
2021年も6月に入り折り返し地点に近づいて来ました。月日の経つのは早いものです。

当店でご注文を頂くビスポークオーダー、ロイレーベルオーダーでは共に洋服を作る際に型紙を製作します。
今回はビスポークオーダーの場合で説明しますが、先ずはじめにご注文の際頂いた採寸データを基に製図をしていきます。
この時ビスポークオーダーは昔ながらに紙を使います。クラフト紙と呼ばれる厚手の紙で保存や修正に適しています。
サイズを元に紙の上に線を引いていき、製図が終わればはさみで切出していきます。
この時に実寸（ヌード寸法）にゆとりを付けて服の形がきれいになるようにラインを整えて製図をしていきます。
ここが各お店で違いが出るところです。ゆとりの付け方や理想のラインがお店によってそれぞれ違うので同じサイズで服を作っても同じものが出来ないのはこの為です。
その後この型紙を基に生地を裁断して仮縫を作ります。
お客様にそれを着て頂きサイズや体型のクセを見ます。
その後修正箇所を再度型紙に反映して直した型紙で生地を修正して本縫いへと進みます。

色々な過程を経て作られていくオーダースーツも元はこの1枚の紙がスタートです。
今日も新しいお客様の型紙が生まれていきます。より良い服がお届け出来る様日々研究して参ります。



テーラー神谷では大切な方へのプレゼントに最適なお誂え洋服券やお仕立券をご用意しております。大切な方への御祝いやお世話になった御礼をお考えでしたら是非当店の各種金券をご利用下さいませ。　
また、今回の外出自粛の為お店に来られない方へ・・・各種ギフトカードはＦＡＸでもご注文いただけます。当ウェブサイトのトップページの『ギフトカード』のバナーからご注文用ＦＡＸ用紙をプリントアウトしてFAXにてをお送りいただくだけで簡単にご注文頂けます。是非ご利用下さいませ。岡部

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