オリンピックも終わり8月も今日が最後です。
目下の関心事はオオタニさんの記録です。

今回もスーツの製作風景のご紹介です。
上着を作る際、その土台になるものが芯地です。
職人が手で持っているのが芯地で写真では向かって右側が肩側で裾は左側になります。
立体的なスーツを仕立てるのには、土台である芯地も立体でなければいけません。
この写真は芯地にクセ処理（アイロンワーク）を行なっているところです。
胸の辺りにふくらみを持たせる為のクセ付けを行なっています。
職人の左手の先にあるまんじゅうと呼ばれる道具を使いふくらみを出す様にアイロンを掛けていきます。
逆に裾側は平面であってほしいので平らな場所で伸ばしていきます。
見事、胸の辺りに狙い通りの立体感を出せています。（こんもりと山のように膨らんでいるところ）
この上に表生地を被せていくのですが、当然表生地にもクセ処理をしてから合わせていきます。
こうすることでより身体に合った立体的な服ができるのです。
仕立て作業は始まったばかりで、これからが楽しみです。

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